多摩人(たまびと)漫遊記 〜新選組のチョッと話〜


人生大半を新選組に費やす筆者が、史跡巡りや新選組で得た様々な事柄を綴る。他趣味の旅やペット達を紹介。
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「大徳川展」レポート 〜その2〜

今日も「大徳川展」レポの続きです


「大徳川展」とはなんですか?という方は →
 こちら 「大徳川展」HPです




「格式の美」がふたつ目のテーマです。





戦乱から泰平の世に移り、

武家社会も より格式を重んじるようになりました。

それは武具だけでなく、茶道具や絵画にもおよびます。




将軍が大名の屋敷を公式訪問する「御成(おなり)」にも

もてなしの茶の湯、演能などが設けられ、

将軍と大名との主従関係を認識させる意味合いの中にも、

たくさんの「武家の美」が生まれたのです。




ルンちゃんの興味は主に幕末関係資料と刀類なのですが、

人によって興味の対象は違いますよね

でもいろいろな種類の展示があるのが

今回の「大徳川展」なので、

個々の要求を充分満たしてくれると思いますよ




「お茶」に精通している方なら

こちらのコーナーに惹かれるのでしょうね。

展示されている茶器はそれぞれが名器、

そしていわくつき(?)です。




例えば「漢作肩衝(かたつき)茶入れ ー銘 新田ー」は

天下の三名物といわれた品で、織田信長も一時手にしています。




本能寺の変後、大友宗麟、豊臣秀吉の手に渡り、

大阪城落城で行方不明となりましたが、

家康の命を受けた藤重藤元、藤厳父子が

焼け跡の中から探し出しだしました。




その際一部破損していたのを

痕がわからないように修復し、

家康に献上したのです。




高さ8.6センチの小さい器なのですけどね。

器に対する「執着」はいったいなんだったのでしょう?

いろいろ考えさせられるのです。



この新田は 10/10〜11/4までの公開です。





源氏物語に興味を持つ方も多いと思いますが、

そんな方には源氏物語(河内本)は必見ですよ。




現存最古の「源氏物語」の完本だそうです。




これも金沢文庫から足利、豊臣を経て家康へ。

そして尾張家初代義直に譲られ、

側室貞松院へと移りました。




本もさることながら、

金蒔絵の書物箪笥が見事な品です。

当時の贅沢がわかりますね。

庶民の生活とは雲泥の差です。




源氏物語絵巻も入れ替え制で

私が見たのは「柏木」でしたが

平安時代に書かれた絵を

直接見ることができたのはうれしいことですよね。

(確か11/4まで、また違う段の展示になります)




他にも多数ありますが、

主な展示は殿様の所持品ですので、

華やかなうちにも「わび・さび」が感じられ

なかなかよかったですよ





でも三つ目のテーマでは

それはまばゆいばかりの品々が並びます。

最後にこれを持ってくるとは

憎いばかりの演出ですよね。




それはまた次回。

すいません、また続きます^^;



071026

会場で販売の「大徳川展」の図録です^^
展示品の詳細が載っています







徳川関連本




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[大徳川展] [トラックバック:0][コメント:4]
  • [2007/10/27/11:32][ ↑ ][ ↓ ]
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    コメント

    大徳川展

    こんにちは
    今回も楽しく読ませて頂きました。
    格式 それはそれですばらしいと思います。ひとつひとつの物がいろいろな技を使った芸術品 それを日常で使ってた訳だから凄いな と。だけど自分ならもったいなくて使えない(^_^;) 自分は大阪府民の倍東京都民の期間があります。が大阪府民の感覚が抜けないと言うか変な悪い意味に取らないで欲しいですが物価の安い高いの基準は千円なんです。(-.-;)千円以下は安い 千円以上は高い
    なんて感覚なので高級は苦手です。
    茶の湯は心得はありませんが興味はあります。食べ物 特に菓子は洋より和が好き 抹茶と小豆の組み合わせなんて最高(-.-;)
    京都の鶴屋さんでも度々頂きました。茶室でもいいですが屋外での茶会 惹かれます。
    余談ですが伊勢の赤福は一日も早い復活を望みます。
    源氏物語 大好きです。新選組にハマる前は郷土史 そして源氏物語を筆頭に万葉集等古典文学にハマってました。
    多分この大徳川展で一番見たい展示でしょうね。
    • | 10.27.2007 |元日野市民 #-│URL│[ 編集 ]

    見てきました「格式の美」

    この「大徳川展」において
    天下三肩衝のうちの二品「新田」「初花」が同時公開されたのは史上初、
    ということも大きな話題となっていますね。
    加えて、利休作「泪」の茶杓(10/30から「虫喰」と入れ替え)もあり、
    茶の湯を嗜む方にとっては興味の尽きないところでしょう。
    当時の権力者にとって茶道具の価値は、やはり政治的な意味合いが大きかったのでは。
    歴史好きな方なら、たとえ茶道具そのものに興味がなくても
    名品を巡り多くの人々の思いが交錯した時代背景は楽しめるかと思います。

    「源氏物語絵巻」は、「橋姫」が展示されていました。
    当時の絵の具の色がこんなにも鮮やかに残っていると、感動した次第です。

    このほか、能面と能装束、小鼓胴なども印象的でした。
    また、大きく立派な硯をよく見ると、陸がかなりすり減っていたので
    持ち主のお殿様はよく勉強なさったんだろうなーと感じました。

    (※「将軍の威光」については、前の記事に再度コメントしました。)
    • | 10.28.2007 |山猫軒 #e6jHgbeU│URL│[ 編集 ]

    元日野市民さん

    いつもありがとうございます。
    古典文学は中学時代に一通り読みました。
    でもその頃はあまりその良さがわからなかったですね。
    最近になってその良さを実感し、
    また読み始めましたよ^^
    「源氏物語絵巻」よかったです。
    • | 10.30.2007 |ルンちゃん #-│URL│[ 編集 ]

    山猫軒さん

    利休作「泪」の茶杓。
    あれも涙を誘いますよね。
    秀吉に切腹を言い渡された後、利休はどんなことを思いながら
    あの茶杓を作ったのでしょう?
    あの「泪」という銘の中に
    いろいろな思いが込められているような気がします。
    • | 10.30.2007 |ルンちゃん #-│URL│[ 編集 ]

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